幸福の科学側が発刊した霊言の書籍に対し、大川宏洋氏が自身の名誉感情を侵害されたなどとして損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京高裁は19日、宏洋氏の請求を全て棄却。東京地裁の判決を維持する、幸福の科学の全面勝訴判決を言い渡した。

判決では、宏洋氏に対し、「名誉感情の侵害、信教の自由の侵害及び名誉毀損のいずれについても認められないから、その余の点について判断するまでもなく、控訴人(編集部注:宏洋氏)の損害賠償請求は理由がない。よって、控訴人の請求を棄却した原判決(編集部注:東京地裁判決)は相当であって、本件控訴は理由がないからこれを棄却する」とした。

2022年12月の東京地裁の判決では、「自らSNSや動画公開サイト等において、AV女優との交流を語り、自身の下着姿の写真や性的嗜好に類するような内容の投稿を一般人に公開し、幸福の科学の関係者を対象として低俗な表現で誹謗中傷を行ってきたこと等の諸事情を総合的に勘案すれば、本件各記載が社会通念上受忍すべき限度を超えた侵害であるとまで認めることはできない」などと断じ、宏洋氏の訴えを退けていた(宏洋氏の訴えを東京地裁が全て棄却 地裁は「低俗な表現で誹謗中傷を行ってきた」と指摘 幸福の科学側が全面勝訴)。

判決を受けて、幸福の科学グループ広報局は、「今回の高裁判決では、当該書籍の内容は、『名誉感情の侵害、信教の自由の侵害及び名誉毀損のいずれについても認められない』として、一審判決と同様、宏洋氏の請求は全て棄却されました。敗訴を繰り返す宏洋氏は、今回を含めた度重なる敗訴を受け入れ、自らの思いと行いを真摯に反省すべきであると考えます」とコメントしている(文末の【関連記事】参照)。

【関連サイト】

今回の判決に対する幸福の科学グループ広報局の見解

【幸福の科学 高裁も全面勝訴】宏洋氏の請求は全て棄却

https://happy-science.jp/news/public/11465/18813/

【関連記事】

2024年2月17日付本欄 宏洋氏・週刊文春が上告を断念し、幸福の科学の全面勝訴が確定 宏洋氏は別の事件で罰金30万円の略式命令も

https://the-liberty.com/article/21232/

2024年1月31日付本欄 幸福の科学が、宏洋氏・週刊文春に勝訴 高裁が控訴棄却 文春記事は「真実であると認めることはできない」

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2023年9月30日付本欄 宏洋氏が自著で、裁判で負けた主張を含め、300カ所以上の虚偽や誹謗中傷の異常さ 発刊元の幻冬舎の責任も大きい

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2023年8月25日付本欄 幸福の科学の勝訴確定 最高裁が宏洋氏や文春の上告を退ける 宏洋氏の「幸福の科学批判本」は嘘だらけ

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2023年5月25日付本欄 幸福の科学側が宏洋氏に勝訴 最高裁が宏洋氏の上告などをすべて退ける 損害賠償やYouTube動画削除を命じた高裁判決が確定

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2022年12月15日本欄 宏洋氏の訴えを東京地裁が全て棄却 地裁は「低俗な表現で誹謗中傷を行ってきた」と指摘 幸福の科学側が全面勝訴

https://the-liberty.com/article/20145/