2024年6月号記事

天狗型 光明思想 vs. 本物の発展思考

自分も他人も幸福になる、本物の「発展」を実現するためには何が必要なのか。

「心に強く思い続けたものはだんだんに現実化してくる」

大川隆法・幸福の科学総裁は、幸福の科学をゼロから立ち上げ、今や世界170カ国以上に広がる組織を作り上げたことの背景に、こうした考え方があることを説いている。

大川総裁は、20代でニューヨークに赴任した際、ナポレオン・ヒルの『Think and Grow Rich』や『成功哲学』、ノーマン・V・ピールの『積極的考え方の力』などに出会い、繰り返し読んだと明かしている。

『自分は神の子なんだ。仏の子なんだ。負けないぞ。元気にやるぞ。こんなものは乗り越えていけるんだ』と思い聞かせることによって、少々の病気とか、あるいは仕事の失敗とかから立ち直ることができるのは、実体験としては本当にそのとおりだなということを自分は経験しました」(*)

ヒルやピールなど西洋の光明思想家は、失敗を認めた上で立ち上がるための教えを説いており、背景にはイエスの教えがある。「善悪を分けること」や「懺悔(反省)」が前提にあった上で、自分の輝いている面を見るよう勧めているのだ。

(*1)『自も他も生かす人生

それは発展思考?
それとも「天狗」?

ところが、光明思想が日本に入ると、少し違うように捉えられる。日本神道には善悪の判断基準を示す教えが無い。そのため、「物事の良い面を見る」という考え方が、「悪いところは見ない」に変節する。人に迷惑をかけても分からず、自分が正しいと思い込み、「天狗」になってしまうのだ。

他人のことは分かるが、いざ自分のことになると、自覚は難しい。「本物の発展思考」を実践するには、何が必要なのか。

※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。


本記事の参考書籍

 

 

 

次ページからのポイント(有料記事)

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燃えるような情熱は利他の心から

【チェックリスト】もしかして、あなたは「天狗」かも?