《本記事のポイント》

  • ビックマックのセットは18ドルに上昇
  • バイデン大統領が火をつけたインフレ率の上昇
  • 無駄遣いが過ぎるバイデン氏

アメリカ人の景況感はいつになく低下している。

一時期9%を超えたインフレ率は低下し、バイデン大統領は「経済は活況を呈している。バイデノミクスのお蔭である」と豪語しているが、国民感情とは乖離がある状況だ。

確かに数字上は、よくなったように見える。

失業率は24カ月連続で4%を下回り、23年は、22年のペースをはるかに上回る3.1%の経済成長を遂げている。

消費者マインドは、1991年以来で最大の伸び率を示しているが、これは2020年初頭の好景気時と比べると、20%ほど低いものとなっている。

ビックマックのセットは18ドルに上昇

一度値上がりした商品価格は、下がらないため、日用品の価格は約20%も上昇している。

「スーパーにいく度にその値段にため息がつく──」

そんな状況で、国民の消費者マインドがコロナ前の2020年と比べて冷え込んでいるのは、ある意味で当然ではある。

またロシア―ウクライナ戦争が継続する中で、中東での戦争が拡大すれば、穀物や石油、輸送にかかるコスト増で、インフレが再燃するのではないかという国民の懸念もぬぐえていない。

ビックマックのセット価格が、18ドル、場所によっては20ドルもするようになった。

あらゆる社会階層の人々にとって、定番メニューだったはずだが、ビック・マックのセットはもう手が届かないランチになりつつある。

バイデン氏が火をつけたインフレ率の上昇

以下の図を見てほしい。