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米ニューヨーク・タイムズ紙は1月29日、米大統領選でバイデン大統領陣営が人気歌手のテイラー・スウィフトさんから支持を得るための計画を進めている、という趣旨の報道を行いました。

《詳細》

ニューヨーク・タイムズの報道によると、バイデン氏の側近らは、著名人やソーシャルメディアのインフルエンサーなどがバイデン氏の選挙活動を後押ししてくれることを期待して、すでに彼らへの働きかけを始めているといいます。その働きかけ先には、世界的なスーパースターであるテイラー・スウィフトさんも含まれています。

スウィフトさんは、長年政治に関与することに消極的でしたが、2018年、テネシー州上下院議員選挙で民主党候補の支持を表明。2020年の大統領選では、バイデン氏を支持しました。昨年9月、自身のインスタグラム(フォロアー数2億7900万人)で、選挙のために有権者登録をするよう呼びかけたところ、3万5000人が新規で有権者登録をしたという実績があります。

ニューヨーク・タイムズは「スウィフトさんはインスタグラムの投稿やコンサートでのトークで、数百万人のファンを動かすことができる」「スウィフトさんからの寄付の呼びかけは、バイデン氏にとって、数百万ドル(数億円)の価値がある可能性がある」と指摘。スウィフトさんからの支持を得るために、バイデン陣営が少し冗談めかして議論したアイデアの1つには、彼女のツアーにバイデン氏を参加させるというものがあったといいます。

米誌ニューズウィークが有権者1500人を対象に1月18日に実施した世論調査によると、回答者の18%が次の大統領選挙でスウィフトさんが支持する候補に投票する可能性が「より高い」または「かなり高い」と答えています。

米タイム誌は2023年12月に、テイラー・スウィフトさんを今年の顔に選出しました。スウィフトさんがバイデン氏支持を表明する可能性があることを鑑みて、バイデン氏を間接的に支援するために選出したと見ることもできます。

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