やっぱり「真実とはいえない」週刊新潮の記事
幸福の科学への中傷を繰り返す悪質報道
幸福の科学グループへの誹謗中傷を繰り返す「週刊新潮」だが、5月末、その週刊新潮が掲載したある記事に、またもや「真実ではない」という判決が下った。
週刊新潮は2009年6月11月号で、読売新聞の全国での発行部数の30%から40%が水増しにあたり、年間で360億円が“不正な”収入ということになるなどと報じた。
これに対し、読売新聞は、「販売店に余分な部数を押し付けて不当な収入を得ているなどと虚偽の報道をされ、名誉を傷つけられた」などとして、週刊新潮を発行する新潮社と、記事を書いたフリージャーナリストの黒薮哲哉氏に損害賠償などを求めていた。
5月26日の東京地裁の判決で、村上正敏裁判長は「記事は真実といえず、真実と信じる相当の理由もない」とし、新潮社側に計385万円の支払いを命じた。
週刊新潮は、これまでにも無実の人に殺人の濡れ衣を着せたり、噂レベルの大々的に報じたりして、多くの個人や団体の誹謗中傷を繰り返しており、弊誌でもその報道姿勢の誤りをたびたび指摘してきた。
弊誌5月号「なぜ新潮社は宗教を憎むのか」(※1)でも報じたが、週刊新潮が記事で名誉を傷つけた個人や団体から訴訟を起こされ、ここ10年間だけでも認容賠償額は少なくとも1億4千万円近くにのぼっている。
また、大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁の霊言によって、「週刊新潮の悪魔」と名乗る霊が、「『金と女と権力』を追えば、週刊誌は食っていける」「白を灰色に、灰色を黒にしてスキャンダルを捏造する」など、言論活動を行うに値しない週刊新潮の“手口”を告白したことが明らかになっている。(参考書籍:『「週刊新潮」に巣くう悪魔の研究』※2)
今回の読売新聞の訴訟では、「白」を「黒」に見せようとする週刊新潮の悪質性が浮き彫りになったわけだが、反省の色を見せない週刊新潮は、新たに2011年6月9日号で、「幸福の科学『大川隆法』原作漫画を連載する女性誌」という見出しで中傷記事を掲載した。
記事では、4月末から「週刊女性」(主婦と生活社)で始まった新連載漫画「霊言秘書レイコ」が、大川総裁の著書『死んでから困らない生き方』をもとに企画・構成されていることについて、「信者さんに買ってもらうのが目的では。教団からは、支部単位に何部という購入指示が出るはずで、信者の少ない支部はノルマが多い」などのコメントを載せて教団を侮辱。しかも、そのコメントは、教団を永久追放処分になっている大川きょう子氏のものだ。
さらに、週刊新潮(新潮社)ときょう子氏は、幸福の科学から2億円もの損害賠償などを求めた名誉毀損訴訟を起こされている真っ最中である。
幸福の科学広報局は、以下のように話す。
「法廷で係争中の一方当事者である週刊新潮による当会への記事は、報道媒体としての信頼性・公平性など微塵もないと言っていいでしょう。特に、大川きょう子氏の憶測に基づくコメントは、まったく事実無根であり、教団及び信者を侮辱するものです。週刊新潮、記事を書いたジャーナリストの山田直樹氏が、全世界信者の信仰の対象である大川総裁を勝手な憶測で侮辱することは断じて許されません」
もう一つ付け加えるなら、教団とグループを同じくする弊誌は4月の時点で、度重なる幸福の科学への中傷記事の真意を聞こうと取材を申し込んだ。しかし、週刊新潮は「弊誌(週刊新潮、編集部注)は、貴社と一体を成している宗教法人『幸福の科学』について、カルト団体であるとの認識を持っております。また、現在、『幸福の科学』と弊誌は、東京地裁において係争中であることはご承知の通りです」と取材を拒否している。弊誌の「カルト団体とは何を意味しているか」という問いにも答えていない。(※3)
つまり、週刊新潮は「係争中」を理由に弊誌の取材を拒否しておきながら、自らは堂々と係争相手である幸福の科学に取材を行っているのだ。この非常識な態度は理解できないが、常識すら持ち合わせない週刊新潮の記事に「正義」などあるはずがない。
※1 参考記事:2011年5月号「なぜ新潮社は宗教を憎むのか」
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=1610
※2 参考書籍:『「週刊新潮」に巣くう悪魔の研究』(大川隆法、幸福の科学出版)
http://www.irhpress.co.jp/detail/html/H0312.html
※3 参考記事:2011年6月号「週刊新潮に正義はあるのか」