2024年1月号記事
翔べ!! 埼玉
「七転八起の精神」
全国への存在感を強める埼玉の地から、厳しい時代を生き抜く智慧を探った。
少子化・人口減少が日本全体で喫緊の課題となる中、0~14歳の人口が増加している市町村として8年連続で全国トップを走るのが、埼玉県・さいたま市だ(*1)。
教育に力を入れる同市では中学生の英語力が全国でもトップレベルを誇る。教育カリキュラムに限らず、市立の全小中学校で地域のボランティアによる「土曜チャレンジスクール」を開催するなど、世代を超えたハイタッチなつながりづくりも進めてきた。同市が勤労者世帯の手取り収入で政令指定都市1位であることも、アクセスの良さと暮らしやすさの融合を踏まえると納得だ。
さらに同市の大宮は東京の恵比寿や新宿を押さえて「住みたい街第3位」となり、同市の浦和やさいたま新都心なども上位にランクインしている(*2)。
"ダサイタマ"と揶揄する呼び名もどこ吹く風、全国への存在感を強めているのだ。
(*1)2015~2022年
(*2)「SUUMO住みたい街ランキング2023 首都圏版」より。東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、に居住する20歳~49歳を対象に実施。
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