《ニュース》

日本での留学中にSNS上で「香港独立」を支持した香港人女性に対し、禁固2月の実刑判決が下されました。海外での言論活動に対しても実刑が下ったことに衝撃が走っています。

《詳細》

2018年から日本の大学に留学していた香港人女性が、留学中、「香港独立」を支持する内容をSNSに投稿したことなどにより、刑事罪行条例違反(扇動を意図する行為)に問われ、禁錮2月の実刑判決を言い渡されました。

女性は今年3月に身分証を更新するため、一時帰郷していた際、国家の分裂を扇動したとして20年に施行された香港国家安全維持法(国安法)違反で逮捕されました。その容疑は18年以降に「香港独立が唯一の道」といった内容をフェイスブックなどへ13件投稿したことへのもので、そのうち11件は日本留学時の投稿でした。

結果的には国安法ではなく、英領時代に制定された刑事罪行条例違反での起訴となりましたが、裁判所は、SNSの投稿を削除可能だったにも関わらずネット上に残したとして、人々への扇動の意図を認め、禁固2月の実刑判決を言い渡しました。

《どう見るか》