《ニュース》

米海兵隊が新しく導入する地上発射型の長射程巡航ミサイル「トマホーク」(射程1600キロメートル以上)を日本に配備しないことが分かりました。毎日新聞がこのほど報じました。

《詳細》

中国がミサイル戦力を大幅に強化している事態を受け、アメリカ政府はその対応に迫られていました。ロシアとのINF(中距離核戦力)全廃条約により、アメリカは長らく地上発射型の中距離ミサイル(射程500~5500キロ)を保有できませんでした。そこでトランプ前政権は、同条約から離脱。海兵隊と陸軍がミサイルの開発に乗り出します。

海兵隊は、抑止力をいち早く強化するべく、既存兵器の射程を伸ばした新型トマホークを開発し、2030年までに「トマホーク部隊」を本格運用する計画を進めていました。同部隊はミサイルの脅威に晒されている日本やフィリピンへの配備が考えられていましたが、今回の毎日新聞の報道によると、日本への配備は「政治的なハードルが高い」(日本政府関係者)との声もあり、配備は見送られたようです。

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