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ドイツが15日、国内全ての原発を停止させ、段階的に進めてきた「脱原発」を完了しました。

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ドイツは2002年に脱原発に向けた法制化をし、11年の福島第一原発事故を受けて、22年までの原発廃止を定めました。

それまでの間、17基あった原発を段階的に停止させ、電力全体に占める割合は10年の22%から、20年の11%にまで低下しています。一方、脱炭素の流れもあり、太陽光や風力など再生可能エネルギーへの転換を進めてきました。その比率は17%から45%にまで上昇しています。

昨年末に、最後の原発3基を停止させることが決まっていました。しかし電力需給がひっ迫したことを受けて、今年4月15日まで延期されました。そしてこのほど、予定通り送電網から外され、運転を停止します。

一方、脱原発完了による電力供給不安定化も懸念され、最新の世論調査では国民の過半数が原発継続を求めていたと報じられています。

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