《ニュース》
対話型AIの「Chat GPT」などの使用に関して、各大学が「使用禁止」などの対策を進めています。
《詳細》
上智大学は3月27日、レポートや小論文、学位論文などの取り組みにおいて、AIチャットボットが作成した文章は本人が作成したものではないので使用を認めないとの方針を発表。検知ソフトなどでAIの使用が判明した場合は不正行為として厳格な対応を行うとしています。
東北大学は、学生向けに「レポートの回答にそのまま利用することは自身の勉強にならない」「剽窃とみなされる場合がある」など「留意事項」を発表しました。また、教員向けには「演習課題やリポートを課す前に、AIがどう回答するか確認する」「持ち帰ってレポートを書かせる課題形式ではなく教室で記述させる試験形式にする」など、課題の出し方や試験方法を見直すよう促しています。
東京大学は副学長名で見解を発表し、「学位やレポートについては、学生本人が作成することを前提としているので、生成系AIのみを用いて作成することはできない」とし、教員の側は論文やレポートの書面審査に加えてヒアリング審査や筆記試験などを組み合わせ、本人が本当にその論文を作成したのか、についても吟味する必要が出てくるとしています。
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