2023年3月号記事

阪神地域

不況を生き抜く「感動を与える仕事術」

数々の企業がしのぎを削る阪神地域で説かれた、「商売繁盛のコツ」。
不況期を生き抜く、仕事術を探る。

各地で客足が回復を見せる中、兵庫県・西宮神社では1月10日、3年ぶりの「福男選び」が行われた。約5千人の参拝者中、第一陣の108人が境内を全力疾走し、参拝一番乗りを競う。商売繁盛の神様「えべっさん」の総本社として知られる同神社で、江戸時代ごろから続く開門神事だ。待ちわびた再開に、喜びの声が響いた。

経済回復への期待が高まる一方、売上がコロナ前の水準に戻らない中小企業も数多い。さらなる増税の可能性も聞かれる中、個人も企業も、生き残りをかけて奮闘している。

阪神で説かれた商売繁盛のコツ

経営入門
『経営入門』
大川隆法著
幸福の科学出版
幸福の科学出版にて購入
Amazonにて購入

大川隆法・幸福の科学総裁は2007年、西宮市・阪神支部精舎での法話「商売繁盛のコツ」で、「感動を与えることさえできれば、どのような事業であっても、必ず前進します」と説いた(『経営入門』所収)。

阪神地域は、港町・神戸と天下の台所・大阪に挟まれ発展してきた。1874(明治7)年に大阪・神戸間をつなぐ官営鉄道が開通し、1905(明治38)年に阪神、20(大正9)年には阪急と私鉄も相次いで開通。阪急電鉄創始者・小林一三が掲げた「郊外に住宅地を新たにつくり、その居住者を市内へ電車で運ぶ」という構想が実現する形で、都市エリアが拡大した。大型商業施設が立ち並ぶ西宮は、神戸まで20分、大阪・梅田までも20分足らずという交通アクセスの利便性から、「関西の住みたい街」5年連続1位だ。数々の店舗・企業がしのぎを削る同地で、「商売繁盛のコツ」が説かれたのは、偶然ではないだろう。

 

次ページからのポイント

お客様に感動を与える方法

お客様のニーズを読み解く際に、陥りやすい"罠"

幸福実現党 西宮市地区代表 小田 和代氏インタビュー