2022年11月号記事

コロナワクチンは本当に大丈夫か?

政府は5回目となるブースター接種を始めている。
ワクチンを打つか、打たざるべきか──。
リスクについても十分知った上で、判断したいところだ。


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世界はワクチンから距離を取り始めている

日本では人口の65%が3回目のワクチンを接種し、3000万人以上が4回目を接種済だ。だが世界では、"ワクチン信仰"に揺らぎが起きている。

コロナの感染拡大を受け、驚異的な速さでワクチン開発が進み、2020年末から接種が開始されている。しかしコロナ収束の期待に反し、感染者は増える一方。各国は「重症化を防ぐ」という理由にすり替えてブースター接種を進めている。

だが世界最速の"ワクチン先進国"を誇ったイスラエルでは、3回目を接種したのは人口の48.5%に過ぎず、医療従事者や60歳以上を対象とする4回目に至ってはたったの9%に過ぎない(9月14日時点)。ワクチンへの不信感は否めないのだ。

英政府には副作用報告が40万件も

ワクチン接種による深刻な副作用が、被害者の告発によって次々に明らかになっている。

イギリス人女性のサラ・ルーさんは、フルマラソンに出場するほど健康体だったが、接種後に言語障害や記憶障害などを患い、自身の足で歩くこともままならなくなった(下画像)。アメリカの高校でバスケットボール選手として活躍していたエヴェレスト・ロムニーさんも、接種から数日後に首から上が動かなくなり、脳に2つ、首に1つ血栓が見つかった。

こうした事例は世界中で報告されている。例えば英政府の医薬品副作用報告システムには8月24日時点で、米ファイザーと英アストラゼネカ社製だけで40万件の報告がある(*1)。

(*1)サリドマイド薬害事件を契機に1964年、医薬品・医療製品規制庁(MHRA)のもとで始まった制度。報告は医療従事者に限られていたが、2005年からは患者が直接報告できるようになっている。

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補助器具を使って歩行するルーさん。ルーさんは1回目のワクチン接種後に発作で病院に運ばれた。アメリカに住む母親に会いたい思いで、2回目の接種を迷っていたところ、医者から「発作とワクチンに関連性はない」と言われ接種。その後、重度の後遺症を患った(画像はルーさんがツイッターにあげた動画より)。

 

次ページからのポイント

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ドイツでは訴訟が起きている