2022年10月号記事

逆恨み 三角関係 嫁姑問題 職場の嫉妬

あなたも呪われている?

映画「呪い返し師─塩子誕生」

映画「呪い返し師─塩子誕生」(製作総指揮・原作は大川隆法・幸福の科学総裁、企画は大川紫央・総裁補佐)が10月7日、全国の映画館で公開される。
「呪い」というテーマは決して、古典やファンタジーだけのものではない。
あなたも今、"あの人"に呪われているかもしれない──。


contents


鈴木和彦さん(仮名)は午後3時ごろ、突如、心臓を鷲づかみにされるような痛みに襲われた。その日は仕事が非番で、買い物に出かけているところであった。

「その時なぜか、上司の顔が浮かんだんです」

鈴木さんは胸を押さえて深呼吸し、何とか落ち着いた。

「何だったんだろう……」

不審に思いながら翌日出社すると、同僚から驚くべき話を聞く。まさに前日の午後、その上司は「鈴木さんが顧客からの問い合わせへの対応を忘れている」と勘違いし、"キレ気味"で自ら対応していたというのだ。

鈴木さんは「もしや」と思い、上司が対応していた時間をメールの送信履歴で確認した。すると「3時5分」──。心臓が痛み出した時間とドンピシャだったのだ。鈴木さんは背筋が凍った。

「以心伝心」というように、相手の感情がなぜかふと伝わることがある。そしてその感情がエスカレートし、強烈な怒りや嫉妬などとして発信されると、相手に体調不良や事故など、物理的な問題を起こすことがある。

こうした念いを、「呪い」と言う。

現代社会こそ「呪いの時代」

「呪い」と言うと一般に、藁人形に五寸釘、陰陽師、魔法使いなどが連想され、古い時代のものと思う人もいるだろう。確かに日本でも世界でも、かつては「呪い」が当たり前の存在と思われていた。

だが実は現代社会こそ、競争や自己本位な生き方が増え、その裏で多くの人が嫉妬や怒りに身を焦がされている。雲霞の如く「呪い」が飛び交い、平安時代をも凌ぐ「呪いの時代」なのである。気づいていないだけなのだ。呪う側も、呪われる側も──。

※文中の特に断りがない『 』内の書籍は、全て大川隆法・幸福の科学総裁著、幸福の科学出版刊。

◆ ◆ ◆

ココに生まれる職場の「呪い」

職場のギスギスの裏には、得てして目に見えない「呪い」が飛び交っている。
それがさまざまな問題や疲弊を招いていることも多い。
この実態を知ることは、仕事の中で人が「欲」「怒り」「愚かさ」「傲慢さ」「嫉妬」に囚われ、足を踏み外しやすいポイントを知ることにもなるだろう。
以下ではその、ほんの一例を紹介する。

Episode1

花形部署の社員 大異動の時期に腰痛で苦しむわけ

したい仕事ができない。行きたい部署に行けない。そんな、"憧れ"と欲が生んだ「呪い」のエピソード──。

関西にある大手メーカーの花形・商品開発部に所属する早川愛さん(仮名)は、不審な現象に悩まされていた。毎年、決算に合わせて3月と9月の人事異動の時期が近づくと、決まって体調を崩すのだ。なぜか左半身の関節が痛み、左足の巻き爪で、足を引きずって歩く。そして何より腰がひどく痛み、席に座るのさえ辛い。

幸福の科学の信者である早川さんは、あまりの不思議なタイミングと症状に霊的な影響を疑う。自宅の御本尊に手を合わせ、心を整えるために祈りを捧げようとした。

するとその瞬間、耳がキンッと鳴ったかと思うと、「邪魔だ」という鋭い声が聞こえた。さらに目の前に、パンパンに膨らんで巨大化した、ある人の顔が見えた。

それは数年前、商品開発部に早川さんと同時に配属された、同期で帰国子女の女性。彼女は早川さんに比べても商品開発部への憧れが強かったらしい。社員食堂で一緒に昼食を食べた時も、何度も「ほんま嬉しい」と喜んでいた。だが彼女は相手の気持ちを考えずにズバズバものを言い、自分のしたい仕事をさせてもらえないと泣いてしまうような、少し「難しい子」だった。

それも理由だったのか、彼女はわずか半年後、他部署へ異動となる。辞令が出た翌日、一晩泣きはらしたのか、目を真っ赤にして出社した彼女に早川さんが声をかけると、露骨に無視された。

その商品開発部には慣習的に、若い女性社員は一人しかいない。そして聞くところ、彼女は異動の時期が近づくたびに人事部に盛んに働きかけていたという。その念が、早川さんを席からどかそうとしていたのか……。

 

次ページからのポイント

読者の呪い体験談:職場編

読者の呪い体験談:嫁姑編

読者の呪い体験談:離婚編