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欧米などが異例の熱波に見舞われるなか、原因を「人間の活動による温暖化」とする報道や発信が相次いでいます。

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欧州の広い範囲で、長期間にわたる異様な熱波が観測されています。

イギリスではこれまで、過去最高気温が38.7度でしたが、各地で40度超えを記録。火災や道路・鉄道線路の変形・損傷が見られました。

スペイン・ポルトガルでも山火事が相次ぎ、熱中症などで1100人以上が死亡したと報じられています。

フランスでも山火事があり、南西部のジロンド県では山火事により1万9000ヘクタール以上を焼失するなどし、数万人が避難を余儀なくされました。

またアメリカでも熱波が続き、南部を中心に40度超えの日々が続いています。気象当局は、計1億人以上が注意報や警戒情報の影響下にあると発表しています。

各地の熱波について世界気象機関(WMO)は「人間の活動によって北極が温暖化し、偏西風の蛇行が生じやすい条件を強化している。そのため北半球各地で夏の雨や乾燥、高温を長引かせている」と指摘。

米ニューヨークタイムズ紙は、「主要経済圏でほぼ同時期に発生した深刻な熱波の直接の原因が気候変動だと断じるのは、時期尚早かもしれない。ただ、これらの国々が温室効果ガス排出量で世界の上位を占めているのも事実だ」(5日付)と論じるなどしています。

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