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ウクライナ東部地域の制圧を目指すロシアは、ウクライナとの戦いで不足している武器を調達するために、イランの密輸グループを介して、イラクから武器を仕入れていると、英紙ガーディアンが12日に報じました。
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同紙によると、アメリカはイラクのフセイン政権を打倒した後、同国の治安部隊などに大量の武器を供与したため、イラクには武器が溢れています。そこでロシアは、イラクにあるRPG(対戦車擲弾兵器)や対戦車ミサイルを、イランの武器密輸グループの協力のもと、カスピ海を渡って運び込みました。さらにイラク軍が保有する多連装ロケットシステムという戦闘車両も、解体・輸送されたといいます。
イラクで活動するハシド・シャービーと呼ばれるシーア派の情報筋は、「このような重装備がどこに行くかは気にしていない」「反米であれば何でもいいのだ」と述べています。
また、スウェーデンやフィンランドが北大西洋条約機構(NATO)加盟に意欲を見せる中、ロシアの同盟国であるセルビアが、このほど中国の対空ミサイルを受領しており、バルカン半島で軍備拡張の動きが出ているという懸念の声が上がっています。セルビアは、同国からの独立を宣言したコソボ問題を抱えており、ロシアと中国などは独立を認めない立場を示しています。
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