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岸田文雄首相は3月30日に開かれた「教育未来創造会議」で、大学などの授業料を「出世払い」方式で就職後に返済する新たな奨学金制度の検討を指示しました。
《詳細》
「出世払い」方式は、国が一時的に授業料などを肩代わりし、学生が就職後、一定の年収に達した段階から所得に応じた額を給与の天引きで返済するというものです。
現在、日本の奨学金制度は給付型と貸与型に分かれ、返済不要の給付型に対して、貸与型は卒業後、年収が低くても一定額を返済し続ける必要があります。
「出世払い」方式は、低収入の間は支払いが猶予されます。支払いが始まる「一定の年収」額について、自民党内では年収300万円を検討しています。
首相は会議で、「教育人材育成、人への投資は成長の源泉だ」と語り、党内では「参院選の公約の目玉にするのでは」という声も聞かれているとのことです。
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