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農林水産省は9日、4月からの輸入小麦を民間へ売り渡す価格を平均で1トン当たり7万2530円にすると発表しました。金額としては過去2番目の高さになります。

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輸入小麦の価格は昨年10月にも19.0%引き上げられていますが、さらに17.3%引き上げられることになりました。

理由として、主要産地である北米が高温と乾燥に見舞われて不作となり、国際価格が高水準となっていることや、ウクライナ情勢を踏まえて価格が高騰していることなどが挙げられています。さらに、大豆やトウモロコシなど他の穀物の価格も上昇しています。

穀物の値上がりを受け、食品メーカーなどはすでに小麦を使った製品の値上げを行っていますが、さらなる値上げが続くと予想されています。農水省は今回の引き上げに伴う小売価格の値上げ幅を、家庭用薄力粉は1キロ当たり12.1円、食パンは1斤当たり2.6円と試算しています。

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