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米ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所はこのほど、中国の人材計画「千人計画」に参加したことを隠蔽したとして、アメリカ航空宇宙局(NASA)エイムズ研究センターの上級研究員のメヤ・メヤパン氏に30日間の禁錮刑を言い渡しました。

《詳細》

米司法省の発表によると、メヤパン氏は2016年ごろ、「千人計画」に応募。採用された後、中国に渡航し、他の研究者を同計画へ参加させようとリクルート活動も行っていました。同氏は、連邦調査局(FBI)をはじめとする関連機関に虚偽の証言をし、「千人計画」への参加を隠蔽しようとしたといいます。

さらに同氏はNASAに報告せずに、中国だけではなく、韓国や日本の大学にも勤務していました。

ニューヨーク南部地区連邦検事であるオードリー・ストラウス氏は声明の中で、「メヤパン氏は信頼を裏切り、海外での活動を開示しなかっただけでなく、FBIやNASAに嘘をついて過ちを重ねた。彼はこれから、違法行為の罪で連邦刑務所に収監される」と述べました。

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