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「新型コロナウィルスを"追い風"に発展途上国の取り込みを図る」という中国政府の思惑に、待ったがかかっています。
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世界各国が中国発・新型コロナウィルスへの対応に追われる中、中国政府はパラグアイなど台湾と外交関係を結んでいる国々に対し、自国製のワクチン提供と引き換えに、台湾との国交を断絶するよう圧力をかけてきました。
そうした状況の中、メキシコと国境を接する中米・グアテマラのジャマテイ大統領は3日、アメリカが中米諸国にワクチン50万回分(half a million)を提供する予定であることを発表。その直前に行われた米ロイター通信によるインタビューに対して、中国製ワクチンは有効性が低いため調達するつもりはないと明言した上で、台湾との外交関係を維持するとし、「北京との関係樹立は模索しない」と語っています(3日付)。
中南米における中国政府の影響力拡大を阻止する一手となりました。
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