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米ミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官に首を圧迫され、死亡した事件から1年が経ちました。
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この事件を契機に、黒人差別の撤廃を求める「ブラック・ライブズ・マター(BLM)」運動が活性化。一部の活動家は、警察解体や警察の予算削減を訴えています。
バイデン大統領は4月の施政方針演説で、フロイドさん事件から1年の節目までに、警察改革法案を可決するよう、議会に求めました。法案には、容疑者の首を腕で締める行為を禁じることや、警官を訴訟から守る「免責事項」の範囲を狭めることが盛り込まれています。ただ、共和党の反対により、上院で法案が可決される見通しは立っていません。
バイデン氏は大統領選で人種問題や警察改革の取り組みを掲げ、リベラル派や非白人の票を取り込んだだけに、法制化がなされなければ急進左派からの要求がさらに強まると見られます。
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