《ニュース》

台湾政府は28日、中国が台湾の技術を盗み、人材を引き抜いていると批判しました。台湾立法府は、企業秘密法の改正で、企業秘密の定義を拡大し、罰則を強化することを検討していることが明らかになりました。

《詳細》

台湾の情報機関・国家安全局は、企業秘密法の改正についての報告で、近年判明した海外勢力による産業スパイ事件の大半に中国が関与していると指摘。「中国共産党が画策した海外技術の窃盗は、民主主義の大きな脅威になっている」とし「中国共産党が、我々の技術に潜入する目的は、経済的な利益だけでなく、台湾の貧困化・弱体化という政治的意図もある」と主張しました。

ただ、台湾法務部が報告書で、文言の調整が必要としているなど、企業秘密改正法の成立等の目途はまだ立っていません。

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