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新型コロナウィルスに感染して亡くなった人が、二次感染を警戒する病院や葬儀業者などの対応により、家族との「最後の対面」もないまま火葬されるケースが相次いでいることについて、23日付毎日新聞が報じています。

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記事では、家族がコロナに感染し、面会も遺体との対面もできないまま、荼毘に付すことになった遺族の声などとともに、感染症の専門家による「過剰反応だ」という批判を掲載しています。

国立病院機構仙台医療センターの西村秀一ウイルスセンター長は同記事で、「遺体は息をしないので飛沫感染の可能性はゼロ。きちんと消毒すれば接触感染の危険もない」「どうしても心配なら、触らずに静かに対面すれば良い」「現場は遺族に寄り添った対応をすべきだ」などとコメントしています。

一方で、葬儀業界の男性の「納体袋がもしかしたら破損しているかもしれず、顔を見せるのは100%安全とは言えない」などという声や、病院側の「患者と家族に配慮したい気持ちと、感染拡大を防ぐ責任とが交錯する難しい場面だが、当院では当初から対面は控えてもらっている」というコメントも掲載しています。

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