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北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は党大会で、20日に発足するバイデン米新政権との対決姿勢を鮮明にしたと、朝鮮中央通信が9日、報じました。

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金氏は党大会で行った活動総括報告で、アメリカは「最大の主敵」であり、制圧、屈服させなければならないと強調し、核戦力をさらに強化すると表明しました。

「1万5000キロの射程圏内にある戦略的対象を正確に打撃、殲滅させる命中率を向上させ、各打撃の能力を高度化する目標」を表明し、海軍の水中能力を向上させる「核水潜艦」や「水中発射戦略兵器」を保有する事業も提案しました。

アメリカ本土への攻撃が可能となる新型大陸弾道ミサイル(ICBM)や、新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)開発を進めていることを示唆。バイデン新政権に圧力をかける狙いとみられます。

昨年の11月に行われたアメリカ大統領選後、金氏が対米政策を表明したのは初めてのことです。

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