コロナ禍により、新入社員への教育にも制限がかかっている。いかにしてその穴を埋めるか、頭を悩ませている人事担当者も多いだろう。
そんな中、大川隆法・幸福の科学総裁はこのほど、「若い人の仕事術入門(1)」と題した法話を行い、社会人として一人前になるための基本的な心構えを説いた。本法話は全国の幸福の科学の支部・精舎・拠点で公開されている(文末に、問い合わせ先)。
大川総裁は「入門的」な話だと前置きした上で、「一定の修行期間なくしてプロになるっていうのは、何をやってもあり得ない」とし、魚屋であれば鱗一枚見れば何の魚か分かるのが「プロのレベル」だと語った。
その上で、社会人として給料をもらうということは、自分がした「ほんの一部」の行動を見て全体を判断されるということを意味し、「ほとんど言い訳は通らない」と指摘。社会人として生きる厳しさに言及した。
他の人の仕事を見聞きし、学び取る
「会社側が業務マニュアルを用意してくれれば、それを暗記して仕事ができるのに」。そう思う人も多いかもしれない。
こうした考えに対して大川総裁は、マニュアル化できない仕事もあるため、他の人が仕事をしている様子を見聞きし、何をしているのか、どのように判断しているのか、また自分だったらどうするかなどを考え、勉強することが大事だと語った。
こうした自分にできる努力をせず、上司や先輩が教えてくれるのを待っているのは甘いということだ。
他の人であれば、あなたの持ち場で何を学ぶか
また、入社して数年間は事務仕事が主で、「もっと高度な仕事がしたい」とフラストレーションを抱える人もいるだろう。例えば、かつての大蔵省(現在の財務省)の1年目は、コピー取りばかりさせられたとも聞く。
しかし、どんな環境であっても、そこから何を学び取るかによってその後に差が出てくる。
大川総裁は、「今の持ち場がくだらないとか、つまらないとか言わずに、他の人だったら違う学び方をするかもしれないよということを、どうか知っておいてください」と語るとともに、基礎的な仕事で何度もミスを出している限り、信用されることはなく、若いうちはとにかく「正確な仕事を的確にやること」が大事だとした。
自分のやった仕事は良かったか悪かったか、毎日振り返って検証する
プロの世界はどこも厳しく、創意工夫を経ずして仕事ができるようにはならない。
大川総裁は「毎日毎日、自分のやった仕事を振り返ってみて良かったか悪かったか、ちょっとでも、もうちょっと良くならないかどうか」を考える訓練をすることで、少しずつ成長していくと指摘。加えて、どんな日であっても「今日一日なにか一歩でも前進したかどうかをチェックすることが大事」だと語った。
若い人に限らず、あらゆる世代の働く人にとって必聴の内容となり、本法話で語られた心構えを実践した人とそうでない人では、数年後、実力において大きく差が生じるだろう。
本法話では、その他にも以下の多くの論点について語られた。
- 新人のうちは誰しも"経費"になっている
- 次に来る人のためにしておくべきこと
- 映画「夜明けを信じて。」で描かれたあるシーンの意味
- 大川総裁が商社時代に経験したさまざまな業務や人間関係
- 出世していく人と、そうでない人の違い
- 上司が部下に対して思っている本音
- 仕事によって、解釈や考え方が入る
- 宗教は森羅万象に関係がある
ここに紹介したのは法話のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連書籍】
『私の人生論』
幸福の科学出版 大川隆法著
『仕事と愛』
幸福の科学出版 大川隆法著
【関連記事】
2020年11月号 焦り心を克服する「見積もり力」(後編) - 未来への羅針盤
https://the-liberty.com/article/17614/
2020年10月号 焦り心を克服する「見積もり力」(前編) - 未来への羅針盤
https://the-liberty.com/article/17518/
2020年9月21日付本欄 コロナ禍でも言い訳できない経営者の重い責任 大川総裁が新刊『私の人生論』を講義