漢代の歴史書『漢書』の中に「災異説」が説かれている( Wikipediaより )。

中国で、新型コロナウィルスやアフリカ豚コレラといった疫病、豪雨による大洪水、バッタやイナゴによる蝗害(こうがい)など、天変地異が相次いでいます。

現地のネットでは「中国共産党の暴政への天罰だ」と指摘する声も多いとか。中国大陸といえば、こうした「天変地異=天の怒り」という思想の"本場"の一つです。

本欄では、この「災異説(さいいせつ)」を説く代表的な中国古典において、天変地異がどのように語られているかをご紹介します。