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アメリカの最高裁判所を舞台に、保守とリベラルの思想戦が続いています。特に6月は、立て続けにリベラル寄りの判決が相次ぎ、保守派から批判の声が上がっています。

アメリカでは、最高裁が中絶や労働規制などの国民生活を大きく左右する問題の是非を決めるため、国民の多くが高い関心を持っています。CNNの調査によると、2016年の大統領選で投票した有権者のうち、7割の人が最高裁の判事任命を重要なトピックに挙げたほどです。

そうした国家としての正義の基準を示す存在である最高裁は6月、LGBTや移民政策、中絶など、国論を二分してきたテーマについて判決を下しました。