著名な中国民主活動家、盛雪氏が緊急寄稿した内容を2回にわたってお届けします。 前編 では、盛氏の壮絶な前半生から、「共産党ウィルス」の邪悪さが明らかになりました。今回の後編のテーマは、「共産党との戦い方」について。
(幸福の科学 国際政治局 小林真由美)
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カナダ在住の中国民主活動家
盛 雪
プロフィール
(せい・せつ Sheng Xue) 中国民主活動家。1989年の天安門事件後にカナダに亡命。国際ペンクラブ副代表。ジャーナリスト、作家として数々の賞を受賞。中国の民主化団体としては世界最大級の「民主中國陣線」の元代表。現在は、「民主中國陣線」「カナダ反共連盟」の副主席を務める。
新型コロナウィルスの世界的な拡散について、いくつか疑問があります。まず、このウィルスは自然由来のものか、中国共産党によって人工的に作られたものか。次に、どのように流出したのか。そして流出は故意だったのか、偶然(事故)だったのか──。
これらの答えはまだ分かりませんが、100%事実だと分かっているものもあります。それは、「中国が当初ウィルスの存在や恐ろしさを懸命に隠そうとした」ことです。もし自然由来のウィルスなら、なぜ中国当局がウィルスについて警告を発した医師やジャーナリストなどを沈黙させてまで隠そうとしたのでしょうか。民主主義国家はそれを追及すべきです。
中国共産党が"有利"な点
民主主義国家が知っておくべきことは、中国共産党はこの戦いにおいて、残念ながら有利な立場にあるということです。以下、その理由を列挙します。
一、共産党は自国民が何人死んでも全く気にしない。しかし、他の民主主義国家はそうではない。
二、共産党には自分たちが不幸の責任を取らねばならないという考えがない。
三、共産党は国民の自由を奪うことを全く悪いと思っていない。もともと国民の自由など認めていない。
四、共産党は国民の不満を気にしない。国民も政府を恐れ、不満を言えない。
五、共産党は国民が貧しくなり、飢えて死のうが気にしない。
六、共産党は14億の中国人を好きなように使える。国民には政府の命令に反対する自由がない。
七、共産党は国内のメディアをすべて操作し、プロパガンダで世論を動かすことができる。
八、共産党は国民を買収し、他国を攻撃する"兵器"としても利用できる。
九、共産党はすでに、民主主義国家に数多くの移民という"地雷"を埋めている。例えばコロナ・パンデミックの際、各国の中国人はマスクなどの医療物資を買い占めて自国に送った。こうした中国人は、当局の命令で動く地雷のようなもの。
「共産党ウィルス」との戦い方
民主主義国家は、コロナウィルスを倒すだけでなく、さらに凶悪な「共産党ウィルス」の伝染を止め、打倒するために力を合わせる必要があります。このパンデミックを引き起こした共産党に対する制裁手段としては、以下のことに取り組むべきです。
一、真相を突き止め、責任の所在を明らかにする。
二、共産党がコロナウィルスに関する事実を隠蔽し、世界中をパンデミックに陥れ、大量の犠牲者を出したことを非難する。
三、共産党に損害賠償を求める。
さらに共産党ウィルスの拡大を止めるためには、以下のような具体的な行動も求められます。
一、民主主義国家は、共産党の邪悪な性質を知る必要がある。
二、各国で共産党を支持するメディアの活動を制限すべき。同党は民主主義国家の「言論の自由」を悪用して、メディアと世論を操作しようとしている。
三、共産党を支持する団体の設立を制限する法整備を行うべき。各国には何千もの共産党系の組織があるが、もともと同党はテロ組織なので、テロ支援団体の設立の制限は「結社の自由」に反しない。
四、個人の言論や行動などを監視し、共産党に通報している人物・スパイを捜査すべき。通報された人は、無実であっても当局からひどい迫害を受け、苦しむことになる。
五、国際機関の改革を進める。国際連合、世界保健機関(WHO)、世界貿易機関(WTO)などは、共産党による深刻な浸透工作を何十年もわたって受け続け、中国寄りになっている。
六、貿易や教育事業などにおいて、共産党をボイコットする。同党が圧政を強化し、人々を迫害し、他国を脅迫して世界を崩壊させることを防ぐ必要がある。
七、中国の近隣諸国は、同国の保護国にならないように、中国との合同軍事訓練などを拒否すべき。
日本は民主主義国家のリーダー
私は、こうした共産党ウィルスとの戦いにおいて、アジアで最も成熟した民主主義国家である日本が大きな役割を果すことを期待しています。
日本が共産党の正体を見破り、アジアのリーダーとしてこの地域を照らし、正しい方向へ導くことを心から願っています。(了)
【関連書籍】
大川隆法著 幸福の科学出版
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