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アメリカが、中国に対して本気になっています。政府も議会もそれぞれの役割を果たし、中国を追い詰めています。

米政府の基本戦略は、「対中貿易戦争によって中国経済を締め上げ、改革を促す」というものです。

米トランプ政権は11日、中国との貿易交渉を行い、部分的に合意しました。

米中貿易協議で合意した主な内容は、中国は米農産品の購入を400億ドル~500億ドル(約4兆3000億円~5兆4000億円)増やし、その代わりにアメリカは、10月15日から予定されていた、2500億ドル相当の中国製品への制裁関税引き上げ(25%から30%)を見送る、というものでした。

中国がアメリカの農産物を大量に購入することを決めた背景には、8日に正式署名した日米貿易協定がありました。