今年の6月、トランプ米政権は中ロの宇宙における脅威に対抗するため、「2020年までに宇宙軍を設置する」と表明した。
宇宙空間にある人工衛星のシステムが破壊されたら、GPS(全地球測位システム)など地上のあらゆるシステムが崩壊し、地球レベルでの脅威となることから、NASA(アメリカ航空宇宙局)もその必要性を認めている。
第2の「スターウォーズ計画」とでも言うべきこの宇宙軍の創設に対して、興味深い考察がある。12月5日付の英エクスプレス紙によると、英国防省の元UFO調査官ニック・ポープ氏は、「米宇宙軍には別のミッションもある」という。それは他国だけではなく、「悪意ある宇宙人からの侵略に備える」というものだ。
ポープ氏の意見を整理すれば、他国の脅威以外に、宇宙人そのものの脅威にも対抗しなければならないということだ。
米ソ冷戦時、レーガン大統領の「スターウォーズ計画」は、ソ連の脅威だけではなく宇宙人からの侵略をも想定していた。実際に、1985年11月の会談で、レーガン氏は、ゴルバチョフ書記長に「地球が宇宙人の侵略を受けたら、米ソは協力しよう」と呼びかけていたのだ。
その後、米ソの軍縮交渉が本格化し、一気に冷戦終結に向かった。
「スターウォーズ計画」はいったん中止されたが、今度は、新たに中国がアメリカに対抗する宇宙技術を密かに研究、開発していることが明らかになった。
米軍がUFO関係の情報を収集、分析していることは多くの報道があり、周知の事実だ。しかし、「宇宙人の技術開発」はアメリカの専売特許ではなくなった。各国が背後に異なる宇宙人の協力を得て、宇宙人の代理戦争の様相を帯び始めているようだ。
これは必ずしも妄想ではない。
大川隆法・幸福の科学総裁は、その霊能力によって、神々や偉人たち、現在に生きている人の守護霊などの霊言・霊示を降ろしている。2011年には、古代アトランティス文明を最高度に発展させた指導者・トス神の霊示が収録された、『 アトランティス文明の真相 』が発刊された。
トス神は同書の中で、アメリカが宇宙人から技術供与を受けていることを明かし、次のように語った。
「 今、アメリカがいちばん関心を持っているのは、宇宙からの攻撃兵器、あるいは宇宙における攻撃兵器なんですよ。すでに、地球上の国同士の戦いよりも先のレベルまで考え方が進んでいます。
『スターウォーズ計画』で、宇宙から地球上の他の国を攻撃する方法の開発は終わっていますが、さらに、宇宙にはいろいろな星のひとたちがいますので、『万一、高度な科学技術を持った宇宙人たちが、地球侵略を目指してきたときに、どのように防衛するか』ということを、今、戦略的に研究しているのです 」
背後に宇宙人を巻き込んだ新たな冷戦が始まっているだけでなく、宇宙人そのものが介入してくる恐れもある。まさに、「リアル・スターウォーズ時代」の幕明けだ。日本はこれをどう迎え撃つべきか、今から考えておかねばならない。(純)
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