2003年12月記事
今年9月、東京都江東区のJR潮見駅で学校から帰宅途中の小学1年生の女の子がホーム下で電車にはねられて死亡するという痛ましい事故が起こった。
平成13年にJR新大久保駅で線路に転落した人を助けようとしたカメラマンと韓国の留学生ら3人が亡くなった事故以来、各鉄道会社は駅ホームの安全対策に取り組んでいる。
しかし、その多くは「非常停止ボタン」や「転落検知マット」の設置など、人が転落してからの“事後対策”が中心だ。
安心して利用できる「安全な交通システム」を実現するために改めて抜本的な転落防止策の推進を提言する。