遺伝子を自由に改変できる「ゲノム編集」という最先端のバイオ技術が、農作物や家畜、養殖魚の品種改良、病気治療などの研究分野に、急速に広がっています。

ゲノム編集のうち、最も研究が進んでいるのは、「クリスパー・キャス9」という技術。ノーベル賞は確実とされています。

この技術は巨額の利益を生むため、特許権の争いにも発展。米連邦高裁は11日までに、基本的な技術を開発した米カリフォルニア大の教授ではなく、人の細胞への応用に成功した米ブロード研究所の研究者に、特許権を認める判決を下しました。

本記事では、今注目されているゲノム編集について、紹介します。