「アメリカの建国の父は、独立宣言のなかで創造主という言葉に4回も触れています。4回ですよ。でもどれだけ時代が変わってしまったことでしょう。……私は皆さんにお誓いします。トランプ政権においては、皆さんが見たこともないぐらい、わが国の宗教的伝統を大切にし、守ってゆきます。それが今起きていることであり、みなさまはそれを毎日のように目にするでしょう──」

これは、昨年10月の福音派の集いにおけるトランプ大統領のスピーチです。トランプ大統領は、選挙期間中より、「信教の自由を大切にするアメリカを取り戻す」と宣言し、戦ってきました。

トランプ氏は、この公約の実現に向けて、宗教家が政治活動をすると免税特権が取り消されるというジョンソン修正条項を大統領令で撤廃するなどの措置を講じてきました。

司法省に「信教の自由」の特別委員会の設置

さらにトランプ氏が行った政策は、司法省内部に、信教の自由(Religious Liberty)の特別委員会を設置するというものです。司法省内部で開催された信教の自由のサミットにおいて、ジェフ・セッションズ司法長官が発表しています。