2018年8月号記事
リーダーの『人格力』
年商1億から4億超企業への道のり
社長の背中が会社を変えた
本誌連載「未来への羅針盤」をまとめた書籍『人格力』が6月に発刊された。 本連載は主に、大川隆法・幸福の科学総裁が講演会で行った「質疑応答」を掲載したもの。 リーダーはどのように人格を磨くのか―。質問者の「その後」を追った。
大川隆法・幸福の科学総裁による本誌連載が書籍化。
情報社会が進む中、IT技術や情報処理能力の高さばかりに注目が集まる。しかし、本来は人間としての「中身」が問われるべきだろう。特に、組織のリーダーには、人徳や器の大きさといった、数値では測りにくい能力が必要だ。
本書は、人を導く立場に求められる考え方を示した、組織を発展させるための「リーダー論」である。
大川隆法著 幸福の科学出版
有限会社 谷口屋
代表取締役社長
谷口 誠
プロフィール
(たにぐち・まこと) 1954年、豆腐屋の長男として福井県に生まれる。福井県立坂井農業高等学校食品化学科を卒業後、郵便局に勤務。94年に退職し、98年、社長に就任。看板商品の油あげは、「ためしてガッテン」「嵐にしやがれ」「秘密のケンミンSHOW」など多数のテレビで取り上げられている。
「お客様のご要望にはお答えしつつ、そばが伸びてしまわないよう、『召し上がる直前にそばつゆをおかけください』とお伝えしてね」
6月上旬、谷口屋の分店「旬の心」には、てきぱきと指示する谷口富士子専務の姿があった。
通常は「茹でたて」を提供するが、80人を超える団体客を引率するスタッフから、事前に食事を並べておいてほしいという要請があった。自家製そばが、客の到着前に並べられている状況を見て、即座に指示を出したのだ。
こうした細やかな心配りに、谷口屋の「哲学」が表れる。
転機となった「言葉」とは。
「お客様のため」を考え続ける努力。