2017年8月号記事
地域の声が「いつもイキイキ!」の私の原動力
神奈川県議会に「いじめ防止策の強化」を要請するなど、教育問題に力を入れるいき愛子氏。
その情熱はどこから来るのか。
(聞き手・編集部 小林真由美)
幸福実現党
神奈川第三選挙区支部長 HS政経塾部長
いき 愛子
プロフィール
(いき・あいこ)1985年生まれ、神奈川県川崎市出身。横浜市鶴見区在住。多摩大学経営情報学部経営情報学科卒業後、リコージャパン株式会社に入社。2013年、HS 政経塾入塾(第4期生)。現在は横浜市鶴見区、神奈川区を中心に活動中。公式サイト http://iki-aiko.net
誰にも言ったことはないですが、私もいじめを受けた経験があります。小学校のころに、髪を引っ張られて罵声を浴びせられたり、男子3人に自転車で囲まれたり……。幸い、友達や家族に支えられ、深い心の傷を負うことはありませんでした。
いじめの傍観者になった経験もあります。小中学校の同級生で、無視されたり、仲間はずれにされていた子がいました。先生も注意していましたが、状況は変わらず、私も何もできませんでした。
20歳の時に同窓会の幹事をした際、彼女に電話で謝る機会がありました。彼女は「もう気にしていないから」と許してくれましたが、子供のころの経験が、どれほど人生全体に影響を与えるかを考えると、後悔してもしきれませんでした。
彼女は、私が選挙に出た時にはメッセージをくれ、応援してくれています。もう誰にも、彼女のような辛い思いをさせたくないですし、私がしたような後悔もしてほしくありません。
善悪を教えることの大切さ
しかし子供のころに、「いじめは人として絶対にしてはいけないことだ」と、善悪の判断を教えられなかったら、きっといじめに対しての罪悪感がないまま大人になってしまいます。
いじめが野放しにされることは問題です。「いじめは犯罪だ」という意識を、すべての先生や子供が持つべきです。
だから、「学校教育や家庭教育で、物事の善悪の基準をきちんと教える教育が必要だ」と、繰り返し訴えています。
【いき愛子の活動 PICK UP】(1)「ツイッターで中高生と交流しています。トップ画像の写真を撮った日も、ツイッターで呼びかけたら大学生が駆けつけてくれ、政治トークに花が咲きました」
若い人の意識の高さに驚く
2016年の参院選で私は最年少の30歳で立候補しましたが、この時、18歳選挙権の必要性を肌で感じました。
というのも、選挙中に街頭演説をしていると、自然と中高生が寄ってきて、耳を傾けてくれるんです。ツイッターなどでも、何十人もの学生と意見交換をしていますが、社会問題について高い問題意識を持つ若い人が多く、本当に驚いています。
例えば、「北朝鮮のミサイルは日本に警告しているのではないかと私は考えます。ですがメディアはそんなに重要に報道しません。日本はたくさんの国際問題を抱えてると思います。
若い人は政治に意見が言えません。なので代弁としてたくさんの意見を言ってくださることを心から期待しています」(引用ママ)という声がありました。
その他にも、教育無償化についてクラスメイトの賛成・反対の意見を集めて、教えてくれた高校生もいます。
若い人たちと一緒に未来をつくっていくことを、現実味をもって感じられるようになりました。
【いき愛子の活動 PICK UP】(2)「毎月、政治セミナーを開催しています。テーマは外交、国防、福祉、教育など、その時にニーズの高いテーマを選んでいます」
「困りごと」を解決したい
皆さん、私には意見を言いやすいようで、心を開いて正直な声を寄せてくれます。
「学校の校舎がぼろいので何とかしてください」「北朝鮮のミサイルが怖いです」など、身近なものから国際政治までさまざまですが、こうした声が私の活動の原動力です。
地域の声を政治の場に届けていくことが政治家の役割なので、これからも地域の皆さまにとって一番身近な、「駆け込み相談所」でありたいです。(談)