20代は「トップアイドル」だったが、30代頃を見事に「演技派女優・俳優」に生まれ変わり、国民を驚かせる芸能人が時々いる。

俳優であれば、岡田准一さんが思い浮かぶが、女優で言えばその筆頭は宮沢りえさんだろう。

宮沢りえさんは、十一歳でモデルとしてデビューし、1988年公開の「ぼくらの七日間戦争」で映画デビュー。CM、ドラマ、バラエティなどにも出演し、まさにトップアイドルとして活躍した。

その後30歳頃を境に、徐々に演技派女優としての存在感を増し始める。

「父と暮せば」「トニー滝谷」「花よりもなほ」等、多数の作品に出演。今年3月には、「たそがれ清兵衛」「紙の月」に続き、「湯を沸かすほどの熱い愛」で3度目の日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。

この変化の秘訣は何だったのだろうか。

自分の形を「抱きしめ」ない

大川隆法・幸福の科学総裁は昨年12月、宮沢りえさんの守護霊霊言を行い、その演技観を聞いている。その内容が収録された著書『女優・宮沢りえの守護霊メッセージ 神秘・美・演技の世界を語る』が、このほど出版された。

宮沢りえさんの守護霊は、例えばアカデミー賞を受賞した「紙の月」でも、「 台本を最初に見たときに、『うわあ、ここまで私も落ちぶれたのかなあ』という感じがあって 」と告白する。

「紙の月」は、40代の主婦が、不倫関係に陥ってしまった大学生に貢ぐために、勤めていた銀行で大金を横領するというストーリーだ。

守護霊は、自分が守りたい女優のイメージが崩れることを恐れながらも、谷を飛ぶようなつもりで役を引き受けたと語った。しかしその作品で、宮沢えりさんはアカデミー賞を獲得する。

こうした変化を受け入れることについて宮沢さんの守護霊は、こう語った。

「(自分の形を) 最後の引退まで押し通せる人は、それなりの一流なんだろうとは思うけれども、そういう一流もあれば、『自分にできる仕事相応に変化していきながら生き残っていく一流』もある(中略)そのへんの役者寿命っていうことを考えてライフプランを立てられる方と、自分のいいところを抱きしめるようにずーっと愛しておられる方と、やっぱり違いはあるのかなと思います

全ての仕事に求められる「変化する力」

芸能界以外の仕事でも、この「変化する能力」は求められる。

例えば、出世して管理職になるにつれ、勝負する能力を、プレーヤーとしての能力から、マネージャーとしての能力に切り替えなければいけない。

また、自社の成長や、業界の変化に合わせて、武器とする能力を切り替えていかなければ、個人も組織も生き残っていけない。

変化の激しい時代だからこそ、宮沢りえさんの生き様は、大きな学びになるかもしれない。

守護霊は他にも、以下のようなポイントについて語っている。

  • ヒットを増やすだけではなく、三振を減らす努力の大事さ
  • 宮沢りえの「人を惹きつける魅力」とは何か
  • 俳優・女優が映画やドラマで表現している「処世の道」
  • 仕事で現役を長く続けるための「計画」「訓練」「習慣」「執念」
  • 多くの人の心を捉える「オーラの正体」とは?
  • 芸能に縁の深い宮沢りえの過去世

【関連記事】

2015年4月19日付本欄 「ホットロード」「ソラニン」に学ぶ、感動のつくり方 三木孝浩・守護霊が語る

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9490

2015年1月29日付本欄 NGT48発足へ 急拡大のAKB48秋元康Pは「世阿弥」の生まれ変わり!?

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9138