日米のマスコミは、中国に高い関税をかけるアメリカのトランプ大統領に批判的な報道を行っています。

その際に持ち出される言葉に、「反グローバリスト」や「保護貿易主義者」というものがあります。要するに、「トランプ氏は自由貿易に反する危険な人物」ということを言いたいわけです。

しかし、そうした用語は、何だかよく分からないと思う人は多いのではないでしょうか。本欄では、その説明を試みたいのですが、現状を説明して理解するより、意外に、日本の歴史に照らしてみた方が分かりやすいことに気づきました。

少し時間をさかのぼり、江戸時代の歴史をひもときながら、トランプ氏への批判が的外れであることを説明します。