8日付け毎日新聞夕刊が、“タイガーマスク運動”で広まった善意の動きに関係づけて、バレンタインのチョコを通じて恵まれない子供たちを支援する動きを取り上げている。

記事によれば、NPO法人「キッズドア」(東京都中央区)で活動する高校生たちは、寄付つきのバレンタインチョコを企画し、デパートの店頭で販売している。チョコ8粒分の箱に7粒入りで、空白の1粒分の売上げを支援活動に充てるという。

また、NGO「ACE」(東京都台東区)が販売しているチョコは、カカオ豆の輸出国であるガーナの子供たちが学校に通えるように、売上げの30%をガーナの子供の保護活動や親への農園経営指導の資金に充てているという。

“タイガーマスク運動”にしてもこうしたバレンタイン企画にしても、豊かな日本人たちの善意を呼び覚ますには、ちょっとした遊び心や、楽しさ、洒落っ気のある企画力が有効なのかもしれない。

バレンタインデーといえば、誰もが少しだけ心の温もりを感じたい日だが、「温もりがほしい」という気持ちを、「誰もがほしいなら自分から誰かに温もりをあげよう」という気持ちにシフトする人が増えれば、その分、世の中に善意と愛が増えるはず。(T)

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