時事ドットコムによると、4日、海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、海底の地形を速く精密に撮影できる新型ソナー(水中音波探知機)を開発したと発表。その名を「合成開口ソナー」という。

探査機の移動に伴う手ぶれを防止し、従来の2倍の面積の画像が撮れ、解像度も大幅アップ。昨年10月に鹿児島湾で実験済みで、海底火山の一部「若尊(わかみこ)カルデラ」から熱水が噴出する様子を撮影している。今後、海底資源探査にも利用が十分期待される。

本誌1月号で海洋研究開発機構を取材し、あらためて日本は海底資源にめぐまれた国であり、この資源を活用しない手はないと痛感させられた( http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=327 )。

豊富な資源にぐるりと囲まれている海底資源大国ニッポンなのに、注目を浴びず宝の持ち腐れになっている現況なだけに、今回の新型ソナーがその突破口になることを期待したい。(ア)

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