社員に違法な長時間労働をさせていた疑いで、厚生労働省が大手広告会社の電通に強制捜査に入りました。

東京にある電通本社のほか、関西(大阪市)、中部(名古屋市)、京都(京都市)の3支社に対しても、合計約90人の労働基準監督官が一斉に強制捜査に入ったと報じられています。4事業所への同時の強制捜査は極めて異例とのことです。

電通の過労自殺問題報道で、たびたび耳にする「労働基準監督署」ならびにその職員である「労働基準監督官」は、どんな権限を持ち、どんな仕事をしているのかを見てみます。