東京――。言わずと知れた日本の首都であり、政治、経済の中心だ。東京のGDPは90兆円を超え、日本全体のGDPの2割近くを占める。

その東京、そして国家の行く末に少なからぬ影響を及ぼす選挙が、10月に行われる。

小池百合子氏が都政に転出したことに伴う、衆院東京10区の補欠選挙だ。

日本経済を大発展させ、「子供たちに見せたい未来がある」と情熱を燃やすのが、幸福実現党青年局部長を務める吉井としみつ氏だ。

吉井氏は、9日に都庁記者クラブで記者会見を行い、衆院補選に同党公認候補として出馬することを表明した。

吉井氏は学生時代から経済に興味があり、外資系の大手投資銀行に内定をもらっていた。だが、元気な経済を作るためには、人を元気にすることが先だと考え、内定を断り、幸福の科学の職員として奉職することを決めたという。

その後、幸福の科学・大川隆法総裁が創立した社会人教育機関「HS政経塾」の門を叩き、政治についての見識を高めた。在塾中には、アメリカン大学に留学し、インターナショナル・サーティフィケイトを取得している。

同党の釈量子党首が「常に全力投球」と評する吉井氏が掲げる政策の柱は、次の3点だ。

1.ワクワクする日本経済!

消費税を5%に減税し、国内事業の活性化を目指す。日本ではGDPの6割が個人消費であり、経済発展を目指すには、いかに楽しく買い物ができるかが要となる。政府がお金を運用するのではなく、国民一人ひとりが自由に使えるお金を増やしていくために、消費税を5%に下げる。

2.本当に安心な社会保障!

年金の積立制度への移行を進める。年金制度そのものの抜本的な議論が必要。消費税を上げて、税収が上がった分だけ社会保障に充てるという考え方に間違いがある。消費税を上げて、景気が悪くなり、株価が下がった。それによって年金の積立金が減っているという問題について議論し、解決していく。

3.イキイキ子育て応援宣言!

教育バウチャーの導入と、既存の規制の見直し。バウチャー制度の導入により、子育てする家庭を応援する。さらに、規制の緩和により、安全性に配慮しながらも、サービスの供給を増やしていく。

二児の父親でもある吉井氏は、会見の最後に「今の日本を子供たちに残せない。子供に見せたい未来がある」と、力強く語った。

長らく元気がない日本経済。今こそ、この停滞感を打破し、明るい未来を切り拓く熱意に満ちた政治家が必要だ。(片)

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