最低時給1500円を訴えるデモ。賃金を上げても企業が倒産し、働く場所がなくなれば本末転倒です。写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ

2016年8月号記事

〈特別版〉参院選のミカタ 3

ピケティ思想は共産主義

格差是正より富を生み出そう

参院選を前に、安倍政権は、同一労働・同一賃金、最低賃金アップなどの政策を進めています。企業が360兆円を超える利益を貯めているのに、庶民の給料はなかなか上がりません。そこで、「企業は賃金アップや派遣社員の待遇改善などを行い、庶民に還元してください」と言っているのです。

格差は悪いもの?

タイトル

ピケティの思想については、本誌2015年4月号を参照ください。リバティWeb有料会員になると、過去の記事が読めます。

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この背景には、昨年各メディアで話題になったフランスの経済学者、トマ・ピケティ氏に代表される「格差は悪」という思想があります。ピケティ氏の主張を簡潔に述べれば、「お金持ちと庶民との差は開く一方なので、お金持ちへの累進課税や資本への課税を強化すべき」ということ。これは強度の累進課税や相続権の廃止を訴えたカール・マルクスの思想とそっくりです。

大川隆法・幸福の科学総裁が6月、ピケティ氏守護霊の霊言を収録したところ、マルクスと深い縁のある魂だと分かりました。