米軍がアフガン治安部隊に全土の治安権限を委譲するのが2014年末。その時に向けて、各国がハイエナのごとく目を光らせてアフガンを狙っている。

周辺国のパキスタン、イランはもちろんのこと、中国までも乗り出してきているのだ。

24日付け産経新聞によると、中国は首都カブールの中心街に2500万ドルを投じて病院を建設している。商店には中国製のモノがあふれている。カブール近郊のアイナク銅鉱山の採掘権は、過去最大の投資額とされる40億ドルで中国の手に渡った。経済面においては、アフガンは中国に頼らざるを得なくなってきそうだ。

「米国が引けば、中国が入ってくる」――この原理は東アジアだけでなく中アジアでも進められている。(吉)

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