2016年5月号記事
書籍紹介
大川隆法総裁 著作シリーズ 最新刊
国を守ることについて正々堂々の議論を
大川総裁による最新講演2編を収録。地球的正義を明らかにした経典『正義の法』がより深く理解できる内容となっている。
北朝鮮の「水爆実験」に有効な手を打てず、沖縄の米軍基地移設問題を長引かせている日本政府を一喝し、国際政治の観点から、日米同盟の意味と「どの国と組めば戦争に負けないか」を考える、外交政策の重要性を訴えた。
他にも憲法論、マスコミ論、日銀が導入を決めた「マイナス金利」の過ち、消費税が景気に与える悪影響についてなど、幅広いテーマについて語られている。
知識教育の限界を超え学徳を身に着ける
優秀な学校を優秀な成績で卒業することは、今も昔も尊敬の対象であり、学生時代におけるひとつの成功の形だろう。
ただ、社会で成功するにはそれだけでは足りない。学校で学ぶものは「過去の学問」であり、社会では未知のものに答えを出すことが求められるからだ。さらに人を導く立場に立つには、自分の欲望や感情をコントロールする力が必要となる。
本書は、受験秀才がつまずきやすい点を指摘し、「徳力」を身につける教育のあり方を指南する。教育関係者、子供を持つ親は必読だ。
厳しい経済環境を生き抜くために
消費増税などの失政で、低迷状態から脱することができない日本経済。経営者にとっては厳しい時代が続くが、逆境を言い訳にせず、新しい価値を創造して事業を発展させていくための指針が示された一冊。
成功を続けていくための自己投資の方法や心構え、つまずきのきっかけとなりがちな家庭問題の解決法に至るまで、まさに「かゆいところに手が届く」経営書と言える。
経営の厳しさを説く本書は、ともすれば慢心しがちな経営者を戒めるとともに、リーダーの誇りを思い出させてくれるだろう。