画像中央が油井氏

東北大震災からまもなく5年が経つ。

宮城県では、気仙沼市や石巻市、南三陸町など海岸部の都市を中心に、震災による津波などで壊滅的被害に見舞われた。復興庁によると、全国の避難者等の数約17万4千のうち、宮城県は約4万7千人と、4分の1を占めている。生活インフラも徐々に整いつつあるものの、完全復興とはまだまだいかないようだ。

宮城県の復興を進め、発展、繁栄した「新しい宮城」を創ろうとしているのが、同県仙台市出身の、幸福実現党の油井哲史氏だ。

油井氏は8日、宮城県庁で記者会見を開き、今夏に行われる参院選に幸福実現党の公認候補として出馬することを表明した。会見では、「愛する故郷を守るため、生活再建を進め、宮城経済を活性化させる。そして、宮城を希望の象徴都市とする」と、志を語った。

油井氏が掲げる主要政策は(1)「経済を守る(消費税5%への減税)」、(2)「国民を守る(憲法9条の改正)」、(3)「未来を創る(女川原発の再稼働)」の3つ。

(1) 個人消費のバロメーターである百貨店の売り上げは、東北で3年連続減少している。消費税5%への減税で、宮城経済の活力を取り戻す。

(2) 北朝鮮が核実験を行いやミサイルを発射し、中国が南シナ海での軍事基地建設を進める中、国防体制の整備は待ったなし。「自分の国は自分で守る」ために、憲法9条を改正し、有事への備えを万全にする。

(3) 日本のエネルギー自給率はわずか6%であり、経済的なコスト面、エネルギー供給の安定面から考えて原発再稼働は現実的な選択。女川原発の再稼働を復興のシンボルにする。

2020年には東京オリンピックが控えている中、宮城県は震災復興のシンボルとして、世界に希望を与えられるはずだ。

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