2015年11月号記事
The Liberty Opinion 7
政治
倒れた電柱が救助を妨害
災害などに備え「無電柱化」を進めよ
決壊した鬼怒川の堤防付近の道路。道路標識や電柱が傾き、復旧を妨げている。毎日新聞社/アフロ
9月初めに東日本を襲った豪雨のため、茨城県常総市では鬼怒川の堤防が決壊し、広範囲が浸水した。陸上自衛隊はヘリで救助に向かったが、その 救助の妨げとなったのが「電柱」だ 。
阪神・淡路大震災の時も、倒れた電柱によって道がふさがれ、救助に遅れが出た。東日本大震災でも津波などで約2万8千本の電柱が倒壊し、停電で人々の暮らしに大きな影響が及んだ。