またもや宇宙の最新情報。アメリカ天文学会で 11日に発表された最新の研究報告だ。1秒間に100億回以上回転している、小さな星間微粒子が、われわれの住む天の川銀河で発見された。

微粒子の大きさは直径が原子 10~50個分。2009年に打ち上げられた欧州宇宙機関(ESA)の宇宙探査機プランクが発見した。

これまで、天の川銀河には広く拡散した不思議なマイクロ波の“霧”が存在し、その謎が解明されそうだ。さらに“霧”の発生源を特定できれば、 130億年以上前のビッグ・バン時に発せられた「宇宙マイクロ波背景放射(CMB)」の研究も前進するという。

天文学や宇宙科学に疎くとも、宇宙の秘密のベールが少しずつ剥がされていく瞬間に立ち会っていると実感はできる。騒然とした世の中、宇宙に目を向ける心の余裕を持ちたいものだ。(ア)

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