2010年12月号記事
さまざまな角度から新宗教主要5教団の実情を見てきた。
ひと口に新宗教と言っても、信者数や資金規模だけではなく、教祖のホンネや教義、信者の活動形態などを見ていけば、それぞれの教団に特徴があり、大きな違いがあることが分かる。
それにしても、日本社会には、宗教に関する知識が流通せず、あまりにも不足していると言わざるを得ない。
戦後は、公立学校から宗教を排除し、マスコミも事件性のある出来事や、興味本位のうがった見方しか報道してこなかった。
その結果、日本では無神論・無宗教を「常識」とする価値観が浸透してしまっている。そのことがさまざまな不幸を呼んでいる。