「社会保障の財源確保のために、消費増税は避けては通れません!」

衆院選のまっただ中、街頭演説などでこのような主張を耳にすることも多いのではないでしょうか。

幸福実現党が消費減税を主張すると、「消費増税は確かに困るけど、社会保障の財源のために仕方ない。幸福実現党は財源をどうするの?」という質問をよく受けます。

しかし、消費増税を行ったところで、景気後退により他の税収が減り、トータルの税収は増えないことは本欄で再三指摘してきた通りです。その他、社会保障をどう成り立たせていくのかについて考えてみましょう。

社会保障は消費増税では成り立たない

まずは消費増税では社会保障制度は維持できないという事実に目を向ける必要があります。