公共工事のうち、業者が受注した工事額から、実際に工事が行われた金額を引いた「未消化工事高」が、過去最高になっている。未消化工事高は、ここ数年は10兆~12兆円台で推移していたが、昨年から増え始め、7月には16兆7千億円になった。18日付朝日新聞が報じた。

記事では、政府が景気対策を兼ねて工事の発注を増やしていることと、東日本大震災からの復興、東京五輪の準備が重なったことが原因だとする。人手や資材が不足していることから、受注しても予定通り工事に着手できないケースが増え、未消化工事高が最高額を更新したという。