中国によるステルス戦闘機(上)や、「空母キラー」のミサイルなどの開発ペースがあまりに早いのは、宇宙人が背後にいるからか? このほど発刊された大川隆法著『中国「秘密軍事基地」の遠隔透視』(下右)は、その実態を明らかにした。

2012年10月号記事

中国「秘密軍事基地」の遠隔透視
中国人民解放軍の最高機密に迫る
大川隆法著
1,575円(税込)

中国の軍拡と覇権主義をどう封じ込めるかは、世界にとって21世紀初めの最大の問題 と言っていい。しかし日本は、脱原発や反米軍基地運動で沸き上がり、自ら丸裸になって中国に呑み込まれようとしている。

宇宙人による軍事技術供与は現実にある

それに警告を発するのが 10月に全国公開される近未来予言映画「 神秘の法 だ。近隣の軍事独裁国家の侵略を受け、日本がほとんど無抵抗のまま占領される場面から始まる。 その軍隊を宇宙人がバックアップし、超ハイテク兵器を供与しているというストーリー だ。

これはフィクションではなく、現実にあることだ。 例えばアメリカは公式には認めていないが、1947年にUFOが墜落したロズウェル事件で回収・捕獲したUFOと宇宙人をエリア51と呼ばれる基地に移し、ハイテク兵器などの開発を始めた。

その結果生まれたのが、レーダーに映らないステルス戦闘機や、エレクトロニクスを進歩させた集積回路や光ファイバーなどだ。レーガン大統領時代に核兵器をも無力化する「スターウォーズ計画」で使おうとしたレーザー兵器も、宇宙人技術がもとにあるとされる(これらの秘密を公表した元陸軍情報将校はその翌年、心臓麻痺で急死)。

連合国軍最高司令官だったマッカーサーは1955年の時点で、「すべての国は、生き残るために団結し、異星人の攻撃に対し共同戦線を張らなければならない」と述べている。

アメリカは60年余り、「宇宙戦争」への備えを続け、地球では圧倒的な軍事的優位をつくり上げた のだ。

宇宙人の脅威が冷戦を終わらせた?

ソ連も戦後、宇宙人と接触する中でUFO技術や核に代わる兵器の研究を、一般人立入禁止の秘密都市で行っていたという。

米ソがそれぞれ別の種類の宇宙人の後ろ盾を得て、軍拡競争をやっていたことになるが、冷戦を終わらせた最大の要因も、宇宙人だった可能性がある。

レーガン米大統領はゴルバチョフ・ソ連書記長に対し、1985年11月の会談で「もし宇宙人の侵略攻撃を受けたら、米ソは軍事力を結集させ、一体となって対処しよう」と呼びかけた。 米ソの軍縮交渉が本格化したのはそれからで、ベルリンの壁の崩壊まで突き進んだ。

当時のレーガン大統領のスターウォーズ計画は、ソ連の脅威に対抗するだけでなく、地球を侵略して来る宇宙人を想定していたとされる。 「宇宙人の侵略攻撃」という現実の脅威が、米ソ両首脳を歴史的な和解に導いたのかもしれない のだ。

宇宙人と手を握り中国の軍事技術が進歩?

米ソ(ロシア)が中心だった宇宙人からの技術供与に、いま中国が“参入"している。 それが 大川隆法・幸福の科学総裁が7月に行った中国のゴビ砂漠にある秘密軍事基地への遠隔透視 で明らかになった。宇宙人を引き込み、アメリカの軍事的優位に何とか追いつこうとしているのだという。

この2、3年の中国の軍事技術の進歩は目覚しい。独自開発のステルス戦闘機の試験飛行が昨年1月行われたが、胡錦濤国家主席も知らされない突然のテスト飛行だった。

アメリカの空母を狙い撃ちできる対艦弾道ミサイルの実戦配備も昨年からだった。米空母艦隊の接近を阻止できるこの「空母キラー」は、移動する目標を正確に撃つことが難しく、ロシアぐらいしか開発できていなかった。それを中国がいつの間にか実用化してしまった。

5万人規模とされる中国のサイバー部隊の能力は飛躍的に伸び、アメリカや日本の軍事機密がいともたやすく盗まれるまでになった。

2020年には宇宙軍事基地を完成させる予定で、レーザー兵器でアメリカの軍事衛星を撃ち落す「中国版スターウォーズ計画」が着々と進んでいる。

これらは、中国と宇宙人が裏で手を握っている証拠だろう。

国際政治にも「常識破壊」を

今の日本人にとって最も危険なことは、「中国がそんなすぐにアメリカに対抗できる軍事力を持てるわけがない」という油断だ。 この数年を見る限り、ふつうなら10年や20年かかる技術開発を、中国はあっという間に成し遂げている。

映画「 神秘の法 」は、霊界や神々、宇宙人が存在することを描いた「常識破壊」の映画だが、 国際政治でも「中国による侵略が突然始まってもおかしくない」という常識破壊が必要だ。

(綾織次郎)